完全データとは?
投稿日時:2017-10-03 15:58:40
最近では、印刷業界に直接のかかわりがなくとも、ネットで注文ができる印刷通販などを個人で気軽に利用できる時代です。しかし、個人で気軽に利用できる時代だからこそ、印刷業界の用語に戸惑うこともあるかもしれません。
データの入稿に「完全データで入稿してください」と記載されているのを見たことはないでしょうか? この「完全データ」というのは、特に何かの処理を行わずとも、印刷業者側でそのまますぐに印刷に回すことができる印刷物の完成データのことを指します。
完全データは保存形式、作成するアプリケーションによって変わってきます。たとえば、illustratorで作成したデータならば、画像のデータが埋め込み処理をされていること、フォントデータがアウトラインがとられていることなどがあげられます。フォトショップなら、全てのレイヤーが統合されていること、印刷に十分な解像度であることでしょう。
どのアプリケーションでも共通している完成データの条件としては、カラーモードが印刷に適したものであることです。RGB形式でも入稿できる業者もありますが、基本的にフルカラーはCMYK形式え入稿します。もちろん、仕上がりサイズが正しく設定されていること、微妙な印刷ズレを綺麗に見せるための塗り足しの設定も忘れてはいけません。
初めは印刷原稿の作り方に戸惑うかもしれませんが、大体の印刷通販ではテンプレートなどを配布しています。テンプレートを活用すれば、少なくともサイズ間違いにおけるミスは少なくなるでしょう。
PR |
---|
本のページ数はどう決まる
投稿日時:2014-05-21 17:47:41
印刷された書籍や雑誌・パンフレットなどを見たときに、本のページ数はどうやって決めているんだろうと思った事はありませんか?ページ数は、作家や編集者・企業・団体などが自分たちで決めているものだと思ってませんか。
印刷される本のページ数にはある一定の決まり事があります。本のページ数は、1枚の紙を2つ折りにして、面を見ると4ページになりますよね。印刷の本のページ数の決め方は、4の倍数になっているんだと思ってしまいます。
でも、たいていの印刷された本のページの最小は8ページって事が多いんです。なぜ8ページなのとなりますよね。印刷の基本は、大きな紙に印刷されます。その印刷も本とわかっていたら、紙の両面を使って印刷をするんです。1枚を2つ折りにしたら4ページは片面印刷の場合なんです。これが両面印刷だったら、倍の8ページとなるんです。
本を印刷するときは、紙のムダ使いをしない事も意識されているのかと思ってしまいますよね。印刷技術が進歩したから、きっとできるようになったのだと思いたいです。
PR |
---|
解像度と印刷の関係
投稿日時:2014-04-02 17:21
綺麗なデザインを作るときになくてはならないのが解像度の知識です。Illustratorと違って、Photoshopは解像度が乱れやすいのが難点なのですが印刷用に使う画像は原寸で350dpiが必要と推奨されています。解像度は350dpiと覚えてきたデザイナーはたくさん居ると思います。それだけデジタルでも紙でもプリントアウトするときにはよく言われる機会が多い数値です。印刷用ではとくに解像度350dpiがベストの状態になります。
完成を綺麗にだすためにはPC上でも印刷上でも同じことなのですがこの精度をあらわす言葉でにスクリーン線数というものがあるのですがこれはプリントする紙の質や印刷方法などによってそれに合う適正なスクリーン線数を使います。
この画像の解像度とこれの組み合わせで印刷の綺麗さが目に見えて変わってきます。このスクリーン線数を上げればより繊細なプリントが可能ですが質にあった紙を使わないとそれ以上綺麗にはプリントないという面もあります。
出力解像度について
投稿日時:2014-03-26 14:33
印刷をしても、綺麗だと感じるものもあれば、全体的に雑な印象であったり、画像が洗いと感じることがあります。これは、印刷したときの出力解像度の違いです。
解像度というのは、出力する画像のきめ細かさや滑らかさを表すもので、この値が高いほどより実物に近い画質になります。解像度は1インチあたりのドット数で表され、単位としてdpiが用いられています。
印刷するときにも、改造独活を何dpiにするかという設定が出てきますので、綺麗に印刷したいときにはこの数値をできるけ高く設定しましょう。反対に、画質はそこまでこだわらないけれども、早く印刷したいという場合には、この解像度を低めに設定します。
プリンタを購入するときでも、よりなめらかな画質でプリントアウトしたいときには、解像度が高いものを選ぶようにすると良いでしょう。ただし、スキャンでもプリントアウトでも、解像度が高ければかかる時間は長くなりますので注意が必要です。
印刷業界の特徴
投稿日時:2014-03-19 13:21
印刷業界は、現在出版業界とともに縮小傾向にある業界であると言われています。たしかに、インターネットや電子ブックの登場によって紙への印刷は規模が縮小傾向にあることは事実です。
しかしながら、印刷業界も事業の縮小を指を加えてみているだけではなく、新たな活路を見出して営業努力や印刷技術の開発に取り組んでいます。市場の流れをいち早く読み、電子書籍に参入しシェアを拡大しています。
また、凸版印刷の技術は世界有数の技術を有しているため、キャンペーンやイベント用などの大型印刷のシェアは増加傾向にあります。大手の印刷会社が日本のシェアトップを独占していますが、下町の工場も独自の技術を活かしてシェアを拡大しています。
工夫をこらすことによって減少傾向にあると言われる業界でもそのシェアを伸ばすことに成功しているのが現在の印刷業界の特徴であるといえるでしょう。経営側としても従来の営業方針から大胆な方針転換を行っています。